あらすじ
「うちの研究室に存続の価値はあるのかね!?」
地方私立大学の地球物理学研究室で助手を務めて12年。36歳・独身・博士号なしの佐藤和樹は、天才だが奇行癖のある相良教授に振り回される日々を送っていた。
ある日、数年前の巨大地震を「なぜ予知できなかった」と理事会から吊るし上げられ、今年度限りの研究室廃止が決定!?
路頭に迷いたくない和樹は、居酒屋で起死回生のアリバイ工作をぶちあげる。
「海底にセンサー網を敷いてAI解析してるって、大風呂敷を広げましょう!」
予算はたったの数万円。集まったのは、アメフト部の脳筋物理学生と、うな重で買収されたオタク天才プログラマー。
タッパー、トイレの脱臭ファン、不導電性ジェル、私物のピエゾ素子をハンダ付けして生まれたのは、謎の爆安端末『海中電電虫』!
だが、ただのアリバイ工作だったはずの爆安メカが「誤差10センチ」のありえない精度を叩き出し、ついには黒スーツの防衛省までやってきて——!?
苦労人助手と奇行教授、そして愉快な仲間たちが泥臭い知恵と情熱で世界を変える、痛快科学&お仕事コメディ!