あらすじ
かつて世界は侵災と呼ばれる謎の災害に見舞われた。
侵災によって世界各地に突如出現した異常空間「ケイブ」
そこには人類を脅かす魔物と未知の資源が眠り、それらへ対抗する存在――ハンターが誕生した。
ハンター育成の名門・風見ヶ丘大学付属学院高専科へ編入した少年、嵯峨楓。
無口で目立たず、編入科生というだけで正科生から色眼鏡で見られる彼だったが、その実力を知る者はまだ誰もいない。
多くのスキルや魔法、そして魔法付与された装備品にてハンター達が活躍する中、父親に叩き込まれた戦闘技術を駆使してケイブに挑み続ける嵯峨楓。
ある日、正科生と編入科新入生実習中にエーテリュード6.8のレア個体《グランミノタウロス》が出現。
学院やギルドが救援を要請するほどの危機の中、楓はただ一人、魔物の前へ歩み出す。
まるで戦場を知り尽くした熟練兵のような戦いぶりに、仲間もギルドも、そして学院は「嵯峨楓とは何者なのか」という疑問を抱き始める。
ハンター達が抱くケイブについての常識や魔物についての常識を覆し、時には侵災、時にはケイブという不可思議な存在や事象解明に挑む一人の少年から始まる物語。
かつて編入科生と馬鹿にしていた者達は、嵯峨楓という一人の少年の登場によって自分達の在り方を考えさせられるようになる。
これは、一人の少年の過去と世界の真実、そして侵災に立ち向かう人々を描く現代ハンターファンタジー。
最強は、英雄ではない。
ただ、誰よりも戦場を知る男だった。