あらすじ
大家というのは、何もせず家賃を待っているだけの人間と思われています。
実際は、電話が鳴るのを怖がっている仕事です。
やってみたい方は、ガラ空きのアパートを借金で買って、24室のコンロを交換し、全部屋埋めて、あとは水が漏れるのを待ってください。年に3回は漏れます。その日も漏れました。
何もできないまま、崩壊した世界で建物を直す男の小説を書き始めた男の物語です。
解決もカタルシスもありません。創作ノウハウも出てきません。でもなぜ書き始めたのかだけは分かります。
1話完結。下記好評連載中『灰の大家』の作者による短編。本編未読でも、読みかけでも読めます。
https://kakuyomu.jp/works/2912051598459334024