あらすじ

「お前はクビだ! 婚約も白紙にする!」 パン職人のフィオは、王太子様にそう宣告され、無職になった。 フィオは神様から「しあわせのパン」を作る能力を授かっていた。フィオの作ったパンを食べるとまれに幸せが訪れるというものだ。だから重用され、王太子様と婚約までした。 しかし、フィオには致命的な弱点があった。 パンを焼くのが絶望的に下手なのである。 二十回も黒コゲにして、しまいには王宮の厨房と食糧庫まで全焼させたら、王太子様にクビと婚約破棄を言い渡されてしまったのだ。 とほほと黒焦げのパンを齧っていると、宰相のロリス様にうちでパンを作らないかと誘われる。 そこで出会った魔法使いのオルステッドが、パンが黒コゲになる意外な原因を見抜く。 「フィオ、あなたは火の精霊に『愛されて』います。溺愛されています」 パン職人には迷惑すぎる火の精霊を制御する特訓を始めて数か月。そこへフィオをクビにした王太子が、「国の一大事だ、パンを五百斤焼け!」と押しかけてきて――

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小説を読もう2026/07/28
  • 現在の作品「しあわせのパン」を作るパン職人ですが王宮の厨房を全焼させて無職になりました