あらすじ
「――また、リセットされたのか。今度は何番目の死に方をするんだい、お兄さん?」
世界は有毒の霧「灰の海」に覆われ、人類は全長999両の超巨大魔法列車『リヴァイアサン』の中で階級社会を築いていた。
最下層の998両目でゴミを漁る少年、玖我 朔(くが さく)は、ある日理不尽な殺人事件に巻き込まれ、列車の治安部隊「異端審問局」によって処刑される。
しかし、目が覚めれば殺人が起きる前の最下層。
朔は『死体喰らい(ネクロ・アーカイブ)』の呪いを背負い、ループするたびに死者の「最後の10秒の視界」と「能力・秘密」を脳に焼き付けられるようになった。
助かる道はない。
なぜなら、この列車には「時間を巻き戻して完全犯罪を目指す殺人鬼」が紛れ込んでいるからだ。
朔が抗い、証拠を集め、真実に辿り着くたびに、殺人鬼はニヤリと笑い、世界をリセットする。