あらすじ
地図には載っていない町――灯町商店街。
そこへ辿り着けるのは、人生のどこかで立ち止まり、心の奥に「伝えられなかった想い」を抱えた人だけ。
商店街には、不思議な店が並んでいます。
亡き人へ手紙を送れる郵便局。
あの日の一枚を撮り直せる写真館。
五分だけ昨日へ戻れる時計店。
けれど、その店は願いを叶える場所ではありません。
奇跡が人生を変えるのではなく、人が自分の心と向き合うための、小さなきっかけをくれる場所。
シリーズ第一作『郵便局 ― 届かないはずの手紙 ―』は、父を亡くした一人の男性が、灯町郵便局で一通の手紙と向き合う物語です。
あなたにも、今はもう会えない誰かへ、伝えたかった言葉はありませんか。
これは、日常のすぐ隣にある、小さな奇跡の物語。