あらすじ
2050年、新年を迎えたばかりの東京を、未踏の大震災が襲った。
大学で建築を学ぶ有島鷹斗(ありしまたかと)20歳は、亡き祖母の言葉を思い出す。
必ず、30年以内に首都直下型地震が起こる、と。だから、きちんと備えなければならない、と。
鷹斗は震災後の街で、大学の看護学部で看護師を目指す少女、日渡南輝(ひわたりなき)と出会った。
彼女は救命士や消防士、自衛隊員と共に、トリアージ、という作業をしていた。
目の当たりでトリアージを見た鷹斗。
彼は命の選別をしなければならない、この仕事の重さと、生まれて初めて消え行く命を見つめることになる。