あらすじ
「守りたい相手がいないなら、俺の牙は何のためにあるんだ」
過去のトラウマから傷つくことを恐れ、自分を偽って生きてきた明美。
そんな彼女の前に現れたのは、不器用だが真っ直ぐな若者・山田健二だった。
健二の無償の愛によって傷を癒やされていく明美だったが、彼の存在が大きくなるにつれ、過去の罪悪感と「愛される恐怖」に耐えきれなくなり、一人ロンドンへと逃げ出してしまう。
言葉を奪われ、離れ離れになった二人。
冷たい異国の空の下でボロボロになりながら自分と向き合う明美と、残された部屋で彼女の幻影を追いながら強さを追い求める健二。
「逃げたっていい。でも、お前を諦める理由にはならない」
すれ違う時間、そして遠いハワイの空の下で掴む真実の絆――。
傷ついた二人が傷を抱えたまま愛し合う勇気を描いた、魂を揺さぶる感動の純愛グラフィティ。