あらすじ
夜空を彩る極彩色の光と、音楽に完璧に同期する『ミュージックスターマイン』。
それは、コンピューター制御によって生み出される現代花火の結晶だ。
最先端の花火ショーを手がける若手花火師・星也(せいや)は、花火大会の現場で起きた謎の事故により、強烈な閃光と共に意識を失う。
目を覚ました彼がいたのは――なんと文政十年(1827年)。
隅田川の川開き(花火大会)に沸き立つ、本物の『江戸時代』だった!
夜空に打ち上がるのは、形もいびつで、色はオレンジ色(和火)一色のみの素朴な花火。
現代の極彩色の真円花火に比べれば、あまりにも未熟。
パソコンも、便利な点火器も、発色を良くする化学薬品もない時代。
しかし、江戸の人々の熱狂に触れた星也の「花火師の血」が騒ぎ出す。
「この時代の技術を総動員して、江戸の空にミュージックスターマインを打ち上げてやる!」
目を付けたのは、江戸が世界に誇る『からくり人形』や『和時計』の歯車技術。
江戸の頑固な花火師や、天才からくり技師を巻き込み、現代の知識と江戸の職人技が奇跡の融合を果たす!
圧倒的な技術不足を「アイデア」と「情熱」で乗り越える、前代未聞の江戸花火プロジェクトが今、幕を開ける!