あらすじ

公爵令嬢セラフィナは、いがみ合う二家を隣の席にしない。それだけで、決闘は起きない。 七年、彼女はそれをやってきた。 醜聞が起きるたび、自分がもっと酷いことをしたという噂を流して埋めた。だから社交界で一番嫌われている。 王太子ジュリアンは、優しい男爵令嬢を選び、彼女を追放した。 読み上げられた罪状は、七十四件。——そのすべてが、誰かを庇った日付だった。 引き継ぎの書類を差し出したら、こう言われた。 「そんなものは要らない」 ひと月後。三つの家が破談し、貸金の連鎖が始まり、席次の狂った舞踏会で決闘が起きる。 止めに入ったセラフィナを、広間の主が止めた。 「お前は追放された。口を出すな」 嫌われ役は、引き継げない。 誰も名乗り出ない広間の隅で、隣国の大使が椅子を引いた。 「兄が六年、返しそこねているものがあるので」 ※ハッピーエンド・復縁なし。

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小説を読もう2026/07/27
  • 現在の作品わたくしは確かに悪役令嬢でしたが、辞めてもよろしいのですね?