あらすじ

三連休前の夜、葉山志乃は少しだけ外に出た。 仕事の通知を片づけて、電車に乗って、海沿いの街で何か食べて帰る。 ただ、それだけのはずだった。 けれど、店先にはメニューがなかった。 スマホは圏外になった。 そして駅に戻ると、さっき通ったはずの改札が消えていた。 駅はある。 カフェもある。 街も、人も、暮らしもある。 見た目は2026年の日本によく似ている。 でも、お金がない。 時計がない。 広告がない。 仕事も、所有も、志乃の知っているものとは少しずつ違っている。 ここは、五次元地球。 現代日本人の常識を抱えたまま迷い込んだ志乃が、やさしく静かな世界で、毎日のように小さなズレに出会っていく。 笑いながら、少しだけ世界の見え方が変わる、日常系の存在論SFコメディ。

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カクヨム
カクヨム2026/07/27
  • 現在の作品となりの五次元