あらすじ
亡くなった父の遺品から見つかった、「シャーベット」という名前のエアタグ。
なぜ父は、小さな端末にそんな名前をつけたのか。
律はその答えを探すように、「忘れられたものを、もう一度つなぐ」をテーマにしたハッカソンへ参加する。
作り始めたのは、失くした物の場所ではなく、その周りに残された記憶をたどるアプリだった。
夏、海、迷子、レモンシャーベット。
消えかけた記憶の断片をつないだとき、律は父がずっと覚えていた、ある夏の日にたどり着く。
これは、もう会えない人と、まだここにある記憶をめぐる物語。