あらすじ

聖女クラリスの浄化は「奇跡」ではなかった。 ――ただの 不法投棄(パージ) だった。 地上の汚れは消えていない。 すべて地下三階へ押し付けられ、 数百年分の瘴気・呪詛・黒泥が積み上がる“奈落のゴミ捨て場”へ。 そこで働かされていたのが、 魔力を外へ放てない欠陥体質の少女――エルナ。 だがその体質こそが、 世界で唯一「汚れを分解し、再利用できる」最高の才能だった。 ◆ 強欲の黒粘 → 高純度魔力燃料 ◆ 嫉妬の白滓 → 大聖堂より硬い黒磁器タイル ◆ 病魔の残滓 → 最強の洗剤 ◆ 虚飾の胞子 → 酵素資材 ◆ 腐肉の影 → 洗ったら巨大聖獣ロロ(ふわふわ) エルナは奈落で淡々と掃除を続ける。 ただ「汚れを正しい場所へ戻す」だけの職人として。 しかしその掃除は―― 世界の循環そのものを修復する行為だった。 地上は崩壊し、聖女は泣き、枢機卿は泥まみれで転げ落ち、 後輩ルカは胃薬を飲みながら奈落へ避難し、 巨大聖獣ロロは綿菓子になり、 地下には文明が生まれ始める。 そして世界は気づく。 救っていたのは聖女ではなく、 ただの掃除屋だったのだと。

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カクヨム
カクヨム2026/07/27
  • 現在の作品聖女の不法投棄で奈落に落とされたけど、地下で世界最高の掃除屋になりました