あらすじ

売れないピン芸人・大門寺照一、36歳。 芸歴15年。生きている客にはまるでウケないが、なぜか死者だけは彼の芸を見て笑う。 その理由は、照一の魂に宿る“大日如来の欠片”。 悪霊や地縛霊を消し去るだけなら、ほんの一瞬。しかし照一は、死者を力任せに祓おうとはしない。 「消すんは除霊や。笑って帰らせるんが、俺の仕事や」 心から笑った瞬間、霊を縛る未練は緩み、生前の記憶と本当の言葉が蘇る。 首を吊った女芸人が漫談を続ける温泉旅館。遺影だけが笑う葬儀場。滑るたびに観客が死ぬ呪われた舞台――。 放送作家の真鍋美冬とともに、照一は死者の残した“オチ”を探し、隠された事件を解き明かしていく。 怖くて、笑えて、最後は少し泣ける。 大日如来の欠片を宿す売れない芸人の、心霊事件簿。

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カクヨム
カクヨム2026/07/27
  • 現在の作品『笑う門には死者来たる』 ~大日如来の欠片を宿す売れない芸人の心霊事件簿~