あらすじ
前世の記憶を持つ第八王女レティシアは、王宮で目立たないように生きてきた。政略結婚で他国へ嫁いだあとも、無能を演じ、静かに暮らしていく――つもりだった。
ところが夫は結婚式を終えるなり戦場へ向かい、いつまで経っても戻らない。城には、母である先王妃を亡くして以来、誰にも顧みられない幼い王弟と王妹。戦場の記憶に苦しみ、眠れない騎士たち。そして国内は、長年の混乱によって荒れ果てていた。
「これでは、のんびり暮らせないわ!」
レティシアは無能を装ったまま、壊れかけた王国をこっそり立て直すことにした。