あらすじ
二十年前――。
世界は、虚無神ネメシスと無数の虚獣によって滅びの淵に立たされていた。
勇者アルト・レヴァン率いる六人の英雄たちは、数え切れない犠牲を払いながらも世界を救うことに成功する。しかし最終決戦の後、勇者アルトだけは遺体すら見つからず、唯一の生存者となった魔法剣士アイリス・ノクティスは、その真実を胸に秘めたまま歴史の表舞台から姿を消した。
そして二十年後。
平和となった世界で、辺境の村に暮らす少年レイン・アークライトは、英雄アイリスのもとで剣を学んでいた。才能に恵まれず、それでも「誰かを守れる強さ」を夢見る彼の日常は、突如として現れた虚獣によって終わりを告げる。
世界に再び広がる不穏な影。
動き始める四大国。
そして、伝説の勇者しか持たないはずの聖剣を携えた、黒衣の騎士。
英雄たちが命を懸けて繋いだ希望は、いま新たな世代へ受け継がれる。
これは、失われた真実を追い求める少年と、二十年前の約束を胸に生き続ける英雄たちが紡ぐ、希望と絆の王道ファンタジー。
――その命は、誰かの未来を照らすためにある