あらすじ
昭和29年(1954年)4月24日、土曜日の昼下がり。神戸の異人館通りに住む高校生・手塚雅人の前に、一人の金髪の美少女が現れた。
彼女は泣きながら雅人に抱きつき、「おじいちゃん、会いたかった! 助けて!」と叫ぶ。
彼女は平成29年(2017年)からタイムスリップしてきた、雅人の未来の孫娘・治美だった。
マンガオタクの治美は、憧れのマンガ家・手塚治虫に会おうとするが、この世界では彼は戦時中の空襲で亡くなっていた。 そのため、この世界には「ストーリー漫画」という概念そのものが存在していなかったのだ。
治美の両親は、平成3年のコミケで手塚作品のコスプレを通じて出会い、結ばれる運命だった。このまま歴史が変われば、治美の存在そのものが消えてしまう。治美は自らマンガ家となり、途絶えたマンガの歴史を繋ぎ止めることを決意する。
雅人は治美を救うため、その後60年以上にわたりマンガ・アニメ業界を支え続けることになる。
すべては、治美を「マンガの神様」にするために。
昭和から平成、そして令和へと続く、マンガとアニメの発展を描く壮大な歴史IFストーリー。
登場人物紹介
手塚 治美(てづか はるみ)
2017年(平成29年)の神戸から1954年(昭和29年)にタイムスリップした17歳の女子高生。金髪のクォーター。祖父から贈られた最新端末「コミックグラス」を使い、未来の知識と手塚漫画の全データで昭和の常識を揺さぶる。
手塚 雅人(てづか まさと)
1954年の神戸・北野町で駄菓子屋を営む家の息子。治美が「おじいちゃん」と呼び慕う相手であり、彼女の未来における祖父の若かりし姿。
エリザ・ホフマン
雅人の幼なじみで、ドイツ人と日本人のハーフ。異人館通りの豪邸に住むお嬢様だが、中身は関西弁丸出しの勝気な少女。
横山 浩一(よこやま こういち)
ホフマン家を取り仕切っている執事。
金子 俊夫(かねこ としお)
東京・多摩市で隠居中の元システムエンジニア。
小森 章子(こもり あきこ)
大阪の喫茶店で働く女給。
望月 玲奈(もちづき れいな)
秋田の養護施設で暮らす小学生。
安村、藤木、赤城
雅人の美術部の後輩。
山崎賢一(やまざき けんいち)
東大卒の虫プロ社員。通称ヤマケン。
手塚 雅之(てづか まさゆき)
手塚 治美の父親。手塚治虫オタク。
手塚 幸子(てづか さちこ)
手塚 治美の母親。旧姓中谷。