あらすじ
私のクラスの神堂(しんどう)くんは、いつも私たち一般人の百歩先を行く、自他共に認める「天才」です。
成績優秀、スポーツ万能、女子だけではなく男子にも人気で、生徒会長はもちろん、七つの部活の部長も務める我が校の「王者」です。
そんな天才王者くんと席が隣になった私・松村(まつむら)は、神堂くんからこう告げられます。
「おい、松村。オレは天才だからわかるんだが、オレとオマエは恋人同士になるぞ」
藪から棒に何を言い出すのかと思いましたが、天才の神堂くんが言うからには本当にそうなるのかもしれません。
期待と不安が入り交じりつつも、席が隣の神堂くんから逃れられない私は恋人同士になる瞬間を待ちますが───。
これは天才王者くんが、天才ゆえに恋に空回りし、そしてその空回りに振り回される私の「天才こじらせ学園ラブコメ物語」です。
───ところで神堂くん。
私は幼稚園の頃からずっとキミに片思い中なんだから、恋人同士になるなら早くしてください。
※ ※ ※
しかし、本作の本質は───。
実は「真の天才」は松村の方です。
松村は成績が超優秀でスポーツも超万能ですが、引っ込み思案で自分に自信がなく、自らが天才だなんて全く思っていません。
それはいつも隣に天才の神堂がいて、比較した結果、自分が色褪せて見えてしまっているという事もありますが、実は神堂は「天才ではない」のです。
神堂は幼稚園時代、たまたま松村に「神堂くんって凄いね! 神堂くんは天才だよ!」と褒められ「天才の松村さんに天才と褒められたということは、僕は天才かもしれない」と自信を持ち、さらに天才の松村に好かれようと、自分が天才であるかのように必死に演じているだけなのです。
本作はそんな二人の物語です。
宜しくお願い致します( ᵕᴗᵕ )
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