あらすじ
「じいちゃん、俺、もう花火はいいや」
親友が引っ越すと知り、喧嘩をしてしまった中学生の蒼太。
花火職人の祖父・源次郎は、落ち込む孫を前に、一つの昔話を語り始める。
時は戦国。
遠見ヶ丘で夢を語り合っていた二人の少年、宗介と源蔵は、ある悲劇をきっかけに別々の道を歩むことになる。
やがて迎える時代の終わり。
戦火に翻弄されながらも、それぞれの信念を胸に生きた二人を待ち受ける運命とは。
「離火」
今では誰も使わなくなった、その名に込められた意味とは何か。
過去と現在、二つの時代をつなぐ、ひと夏の物語。