あらすじ
植物が育たない岩石砂漠と化した故郷。その大地を再び甦らせたいと願う主人公・月桂(げっけい)は、ある朝、自宅の庭の水路にひっかかっている、美貌の青年・明星(めいせい)を見つける。
彼は月桂が欲する、大地に命を与えることが出来る力を持つ「色命数士(しきめいすうし)」で最強の術者なのだが……記憶を失っていた。
「私は筆匠で、『色命数士』が術を発動させる時に使う『命数筆(めいすうふで)』を作っている」
「ええとそれはつまり……筆を作るお仕事?」
「それ以外に何がある?」
明星は月桂のおかげで無事に記憶を取り戻す。けれど、月桂の故郷を不毛の土地に変えた同じ『脅威』が、水郷の都・水城(みずき)にも迫ろうとしていた。
この世の命を守るのは、おっとり和み系の術者・明星と、筆職人・月桂が作る『命数筆』に託される。
そして、故郷に緑を甦らせたい月桂の願いは叶うのか――。
※占いの九星気学を連想する言葉がありますが、全く関係がございません。これらは私の創作でフィクションでございます。
※カクヨムの方で先行公開しています。