あらすじ
これは、功名心に駆られた者の物語――
イリル・オルガート。
彼は幼少期に読んだ英雄譚に強く心を惹かれ、自らをも英雄譚として名を残すべく、冒険者を目指す。
異常な執念と気根で、数多くの悩みや依頼を解決してきた。
冒険者として活動が安定してきた頃、路地裏で、とある物を見た。
それは、”とある少女の捜索願”だった。
イリルは、令名を馳せる絶好の機縁と凡慮した。
彼女がよく行っていたとされる遺跡を探索すると、遺存した魔法陣により、イリルは転送されてしまう。
勿怪の幸いか、転送先で、手籠めにされた少女リリア・マフムードを発見した。
そして、二人は遠く離れた地から、故郷を目指す旅に出る――