あらすじ
「――故郷って、どこにあるんだろうな」
四つの階級によって支配された帝国。最下層《グラウン》として生きる少年レオ・アルヴェインは、ある日、貴族に逆らったことで理不尽な暴力を受ける。
その夜、どこからともなく聞こえてきた不思議な鼻歌を追った先で、レオは帝国に反旗を翻すレジスタンス《エバーガーデン》と出会う。
そこで手渡された一冊の古い手記。
その最初の一文を読んだ瞬間、レオの意識は八十年前――奴隷だった一人の男の人生へと引きずり込まれた。
他人の人生を追体験する力。帝国が隠し続けてきた革命の真実。そして、「故郷」という言葉に込められた想い。
これは、歌と踊り、そして物語が世界を変えていく、自由を求める少年たちの革命譚。