あらすじ
この世界には2種の人類がいた。
一方は紅人、もう一方は白人。
紅人は髪と目が紅く、物質を壊す”破壊”の魔術を扱え、それに対して、白人は髪と目が白く、物質を創る”創造”の魔術が扱えた。
2つの人種は非常に仲が悪く、500年間もの間ずっと、それぞれの魔術を使い紛争を続けてきた。
それは、約30年前に突然、人を積極的に襲う魔獣というものが現れたにもかかわらず終わることがなかった。
しかし、ふとした事で、紅人の男が白人の国に入ってしまい、そこで白人の女性と出会った。
2人の間にはゼルという子供ができ、ゼルは髪は紅と白、目も紅と白のオッドアイで、”破壊”の魔術も”創造”の魔術も扱えた。
要は、紅人と白人の混血であった。
3人は幸せな生活を送っていたのだが、ある日、ゼルの両親の存在がバレ、国によって殺されてしまう。
バレなかったゼルは、”創造”の魔術で純粋な白人を装い、なんとか生き延びてゆく。
ここに、世界から嫌われた少年が誕生した。