あらすじ

全三話で完結です。 異能者が蠢く都市の影で、青年・蓮(れん)は十年前に行方をくらませた幼馴染の少女・葵(あおい)を捜し続けていた。 誰の記憶にも残っておらず、あらゆる公的記録からも存在そのものが抹消されている少女。 彼女の手がかりを得る唯一の手段は、蓮が持つ異能《残響の羅針盤(エコー・コンパス)》だった。 だがその力は、真実を指し示す代償として「使用者自身の記憶や思い出を削り取る」という、残酷な呪いを孕んでいた。 能力を使うたびに、過去の日常や大切な思い出が一つ、また一つと灰になっていく。 それでも蓮は諦めず、葵の消失に隠された「世界の残酷な真実」を知らされる。 ――彼女のもとへ辿り着く頃には、自分の頭から「彼女」の存在すら消え去っているかもしれない。 それでも蓮は進み続ける。 世界が突きつける理屈と理不尽を前に、蓮が選んだ答えとは。 自分の記憶のすべてを薪にして燃やし、一人の少女を救うために世界の暗部へと挑む、全三話の短編ストーリーここに開幕。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/07/26
  • 現在の作品世界が君を忘れても