あらすじ
ヴァレグリア帝国第一将軍――シュバル・クローバー。
敵国からは恐れられ、味方からは将軍と称えられる男。
しかし、その正体は戦争を誰よりも嫌う孤児院の神父だった。
戦場で人を殺し、帰るたびに涙を流す。
それでも戦い続ける理由は、家族のように育てた子どもたちを守るため。
ある日、帝国を支配する男・ノヴァは、
孤児院の少女セシルを
白魔道士として戦場へ差し出すよう命じる。
家族を守るために国へ従うか。
家族を守るために国へ背くか。
すべてを救う力はない。
だから彼は、自分の手が届く家族を選んだ。
これは、将軍ではなく、
ただの神父でありたかった一人の男の物語。