あらすじ
異世界の勇者召喚事故に巻き込まれ、世界の狭間へ落ちた会社員・相原悠斗。
長い年月の後、救出された彼は、人間の姿こそしているものの、複数世界とつながった「世界に近い存在」へ変わっていた。
眠らない。空腹もない。簡単には死なない。下手に力を使えば、世界そのものを壊しかねない。
そして、死んでしまうと、接続された世界が連鎖的に崩壊する。
死ぬことも殺されることも許されない悠斗が望むのは、最強になることでも、英雄になることでもない。
ただ普通の人間に戻り、いつか安全に故郷へ帰ること。
彼を救った女神リシアは、その責任を取るため地上へ降りる。
「今度は、死ねるところまで一緒に行きます」
こうして、死ねなくなった男と、最後まで付き合う女神の旅が始まった。
壊れかけた世界を直しながら、二人は少しずつ「普通に生きる」ということを知っていく。