あらすじ
全7話の物語を、さらに物語の「核(コア)」となる部分に絞って要約すると、以下のようになります。
【物語のコア】
他者を「ノイズ」として遮断して生きる現代の女子高生が、社会から自らの存在を忘れ去られていく7日間のサイコロジカル・ホラー。
【あらすじの要約】
東北の限界集落から東京へ帰ってきた高校生・結衣は、日常の中に「だぁれ?」という囁きと不気味なお囃子の音を聞くようになる。それを機に、母親が結衣の「命に関わるアレルギー」を忘れて料理に出すなど、周囲の人間から結衣の記憶が少しずつ剥がれ落ちていく。
写真の顔がぼやけ、LINEの履歴が消え、ついには両親からも不審者扱いされ、結衣は世界から完全に「透明な存在」となってしまう。呪いの正体や全貌が明かされないまま、極限の孤独と恐怖に追い詰められた結衣は、唯一自分の存在を覚えていたクラスの底辺女子・千佳にすがりつく。
しかし安堵した瞬間、結衣は無意識のうちに千佳に対して「千佳って、誰だっけ?」とメッセージを送り、彼女の存在を切り捨てる。自分が千佳を生贄(よそ者)にした自覚すら持たないまま、結衣は平然と「元の日常」へと帰還する。
罪悪感を持たない醜い加害者として日常に溶け込んだ結衣は、最後に画面越しの「読者」と目を合わせ、「あなたの名前、なんだっけ?」と囁きかける。