あらすじ
髪の色がそのまま『魔力の強さ』を証明する世界。
赤、青、緑と色鮮やかな天才たちが集う中、漆黒の髪を持つ少年レイ・アルカードの魔力値は——完全な『0』。
王立騎士団の選抜試験最終日。
「魔力強化(バフ)のない攻撃では魔獣を傷つけられない」という世界の理を突きつけられ、レイは不合格を告げられる。
「魔法が使えないなら、体の方を限界まで鍛え上げればいい」
落ちたその足で向かったダンジョンで、レイは突如出現したAランク魔獣『地竜』と、死の恐怖に震えるトップ合格の『天才』少女アリスに出会う。
絶望的な戦況の中、レイが解き放ったのは華やかな魔法の光ではない。
10年間、一日も欠かさず血反吐を吐きながら振り続けた黒鉄の大剣——その圧倒的な『質量』と『剣風』だった。