あらすじ
ある日、見知らぬ密室に集められた六人の男たち。
文句ばかりで自分では書かない斉藤。
何でも哲学にする屑木。
どこかで見た話しか書けない吉田。
悪役令嬢に興味のない高校生・鈴木。
一瞬も百合を待てない大谷。
そして、断罪の癖が妙に強い榊。
彼らを誘拐した謎の男・ミスターKは、高らかに宣言する。
「諸君には、悪役令嬢の短編を書いてもらう!」
素人の書く悪役令嬢ものを愛してやまないKが、三か月かけて選び抜いた最高の六人。
しかし――。
説明だけして物語が始まらない。
正義について語ったあとリンゴを食べて死ぬ。
転生した瞬間、メイドと百合になる。
王太子を一生空気椅子にする。
そして高校生は、ただ自分がモテる話を書く。
「素晴らしい!」
なぜか全部絶賛するK。
果たして、最高の悪役令嬢を書くのは誰なのか。
そして――
「お前も書けよ」
読むだけだった男にも、ついにその時が訪れる。
悪役令嬢を書くために誘拐された男たちが、
最後にはなぜかサイゼリヤへ向かう。
六人と一人の、あまりにも自由な創作コメディ。