あらすじ
男性優位の王国騎士団で、実力だけを頼りに副団長まで上り詰めた女騎士エレナ。
国境城塞が千を超える敵軍に襲撃されたその日、見栄と家柄だけで団長になったグレゴールは、「女騎士は捨て石で十分だ」と言い残し、直属の男性騎士三十二名と軍需物資を連れて逃亡した。
残されたエレナは、冷遇されてきた女騎士、砦に残ることを選んだ男性騎士、新兵、衛生兵、住民を率い、自ら最前線に立って城塞を守り切る。
翌日、グレゴールは援軍を率いる将軍に連行され、無傷のまま砦へ戻ってくる。そして「すべて自分の作戦だった」と功績を主張するが――。