あらすじ
事の始まりは、「大好きな最推しの猫耳キャラに、健全なファンアートしかない」という圧倒的な絶望と飢えだった。
「誰も描かないなら、俺がこの手で脱がせてやる!」
その一心でお絵描きソフト『FireAlpaca』をダウンロードした初心者の青年。しかし、待っていたのは操作方法すら分からないデジタル作画の壁と、怪しいAIツールの罠だった。画面をスクロールしては、チャット画面の向こうにいるAIに「この画面のどれよ!?」とキレ散らかしながら、泥臭くペンを握り続ける深夜の二時間。
欲望の果てに、青年が辿り着いたコペルニクス的転換――そして、現代の純文学とも言える「本当の結末」とは。
今日から絵描きになった、すべての表現者たちに捧ぐ、魂の覚醒のドラマ。