あらすじ
前澤一二三は、友人とともに友人の一人である結城の父が所有するある屋敷へと訪れていた。
屋敷には、珍しい部屋が多く、充実した生活を送れると初日までは、思っていた。
だが、翌日に、決定的な事件が発生する。それは、友人の一人が、誰かに殺害されたということだ。
それに加えて、スマホは、圏外になるとわかっていたため、持ってきておらず、屋敷までの地図は紛失して、さらに、屋敷までの目印となっていた看板でさえも、誰かによって、抜き取られてしまっていた。
犯人を見つける気力も、出ずに、また、二日目をのうのうと過ごすことになる。
だが、またしても、友人の一人がまた一人殺されていた。
さらに、二日目、全身黒一色の怪しげな女の来訪により、その人物に疑いの矛先は向けられることになった。
あるものは、犯人を捜し、あるものは、犯人に怯え、またあるものは、犯人として着実に計画を遂行していた。
様々な事象と重なり、事件と重なり、それぞれの思惑が事件解決への雲行きをなおのこと怪しくさせる。
果たして、真犯人は誰なのか? その目的は? という結論には、なかなか達しそうになかったが、訪れた黒装束の女が、事件を解決へと導いていく。
犯人は、それで見つかり、ほっとしたのもつかの間、新たな事件へと移行することになる。
そこで、本当の真犯人、そして、隠されていた過去までもが、前澤一二三を蝕む。そこで、事件の途中に、ある記憶を手に入れたことにより、形勢を逆転することになる。
事件の全貌を知っているのは、前澤一二三だけだが、彼は、まだ完全には、記憶を取り戻せてはいなかった。
同じころ、山田と佐々木という二人の刑事が、過去に起こった二つの失踪事件に関連性を見出して、そして、もしかしたら、また起きるのではないかという結論に達する。
そこで、怪しげな霊感商法の利用者の家族たちに、聞き込みをすることによって、大方、事件の大枠を解明していった。
最終的に、事件現場をがさ入れするための捜査令状を手に入れることができ、もう事件は解決かに思えた。
だが、違った。霊感商法の利用者たちは、ほとんど全員が死んでいた。燃える屋敷に佇む黒衣の女を警察は、重要参考人として、逮捕した。
果たして、真犯人は、誰なのか? 真相は、どうなのか? 人々の思惑が交錯する伏線回収ミステリー。