あらすじ
中堅ライバー事務所で働く38歳の主人公は、ある日突然、社長から命じられる。
「男性四人組のVtuberアイドルを、三ヶ月以内にデビューさせろ」
女性タレント専門の事務所で、前例はない。断る余地もない。
やむなく彼は、かつての伝手等を頼りに四人の男を集める。
元人気子役の現役芸能人。表舞台から姿を消した実力派俳優。
そして、海外にも熱狂的なファンを持ち、謎の言語で配信と歌を続ける二人組。
だが、集まった人材は優秀なだけではなかった。
――全員が、決して表に出せない“何か”を抱えていた。
女性ライバー専門事務所に男性ライバーが加わることへの反発、既存タレントとの軋轢、絶えない炎上と圧力。
さらに、配信の裏側で起きる“常識外れのトラブル”まで重なり、予定通りにはなかなか進まない。
それでも彼は投げ出せない。
昔から知る一人の青年、かつての代表作の印象に縛られ続けている彼に、新しい形での活躍の場を与えるために。
そして気づけば、自分自身も“声”を買われ、Vtuberとして表に立つことになる。
裏方のはずだった男は、なぜ最前線に立たされているのか。
異能を抱えた四人と共に、この無謀なプロジェクトを成功させることはできるのか――。
カクヨムで先行投稿済み。