あらすじ
「勇者一行」と呼ばれている討伐請負組から、会計係のリナは追放された。
理由は、戦えないから。
魔法も使えないから。
剣も握れず、荷物もあまり持てないから。
だが、リナにはひとつだけ持っているものがあった。
それは、宿代、武器修理代、薬代、馬車代、香油代、寄進、壊した酒場の椅子代まで、すべての領収書である。
第1文化圏において、「勇者」も「魔王」も正式な分類ではない。
腕の立つ討伐請負人は勇者と呼ばれ、未確認の黒角大型獣は魔王と呼ばれる。
表の札には、勇者一行と魔王討伐。
裏の帳には、討伐請負組と未確認危険個体。
呼び名がどれだけ勇ましくても、宿代は消えない。
魔王討伐の旅でも、椅子を壊せば弁償する。
香油は個人負担。
金糸飾りは半分まで。
これは、追放された会計係が、復讐ではなく精算によって、勇者一行の呼び名と実態、払ったものと払っていないものを分ける話。
本作は『第十六個体観測録』関連作品です。
本編:『第十六個体観測録』
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本作は、作者が世界観設定、キャラクター設定、勢力構造、物語の方向性を作成し、それらに基づく本文案の整理・推敲補助にAIを使用しています。AI出力をそのまま投稿するものではなく、作者が内容確認、設定整合性の確認、加筆修正、投稿判断を行っています。