あらすじ
面食いを自覚した平凡な中学生・藤宮一成は、男子に対しても容赦なく怒鳴る怖い美少女・鬼沢美姫に恋をする。
話したことすらない相手への片想い。
現実しか見ない親友・悠日に呆れられつつも、一成は都合のいい運命を信じ続けていた。
1年生の夏、誰も知らない鬼沢の涙を目撃してしまった一成は怖気付いて逃げ出してしまい、後悔だけが心に残る。
2年生、鬼沢と同じクラスになった一成は徐々に鬼沢との距離を近づけていき、毎日話せる仲になる。しかし浮かれた一成は、たった一度の失言で築いた関係を壊してしまう。
失意の中始まった林間学校。
暗闇の森に1人取り残された鬼沢の元へ駆ける一成は、己の「臆病さ」と鬼沢の「弱さ」に初めて向き合う。
これは、その辺に散らばっていそうな、
まだまだ青い若人たちの不器用な青春の一片。