あらすじ
隣国との国境の街を治めるグランレガリア子爵家は、騎士の家系でもあった。そこで生まれた私は、同じ子爵家の男性と婚約していた。結婚するまでの一年間をグランレガリア家の屋敷で過ごし、婚約者も剣術を学ぶ日々を過ごしていた。
けれど――数ヶ月もせずに私の妹と仲良くなり始めた婚約者。そんな二人の間に間違いが行い筈もなく、訓練場で許されない行為をしていた二人を私は目撃してしまう。それからは訓練場に近づく事もなく、私は婚約から一年後に行われる祝賀会で、二人の行いを他の貴族たちに話し始めるのだった。
「私にもう、家名は必要ありません」