あらすじ
いつも一緒に遊んでいるグループ、所謂仲良しグループのメンバーの一人である、越谷ひまわり(こしがやひまわり)が忽然と、姿を消してしまった。
高校二年。今年の夏はどうしようと、やっぱり去年みたいにみんなで一緒にゲームを作って冬のコミックマーケットに出そうか、と話し合い、実はイラストレーターとしてデビューすることになったから今年は手伝えないと言っていた彼女が、その翌日にである。
いや、消えたのはその姿だけではなかった。
彼女の体も、彼女が持っていた物も、彼女の戸籍も、まるで彼女が初めからいなかったかのように、仲良しグループのメンバーである、狗奴累(くなかさね)、佐倉すみれ(さくらすみれ)、星海菊乃(ほしみきくの)、弓弦羽蓮(ゆずりはれん)。彼らが持つ、ひまわりの記憶以外、彼女に関するすべての物が、この世から消えていた。
そんな中、狗奴累は呟く。
「実は僕、昨日の夜、ひまわりと会ったんだ」
彼女の消失を機に、いや、あるいはそれ以前から始まっていたかもしれない物語は、とある一つの真実へと収束していく。