あらすじ
――こんな雨を、狐の嫁入りって言うんだよ。
――昔、お嫁さんにしてくれるって言ったの、覚えてる?
〈療養〉のため、夏休みを田舎の祖母の元で過ごすことになった高校生・史也(ふみや)。
早々に道に迷い、発作を起こした史也を救ったのは、狐の面の少女だった。
「君はすぐ迷子になるから、あたしが迎えに来てあげる。――どこにいても」
他に子どもがいないはずの村で、神出鬼没に現れる謎の少女。
井戸水で冷やしたスイカ、誰もいないのに揺れるひまわり畑。
廃線のはずのバスに、夕暮れに響く謎のアナウンス。
――少し不思議で不気味な夏休みの、ボーイミーツガール。
⚠怖がりな作者が書いています。ご安心ください。