あらすじ
100年前に遥か彼方から飛来し、大地に沈んだ『黒い星』。そこから発生する怪物・異獣に対抗し、人間たちは特殊能力『ドミナント』に目覚めた者たちを中心とした組織・異戦府を立ち上げた。しかし2年前、その本部を異獣の親玉・『指揮者』が襲撃し、異戦府は壊滅寸前にまで追い込まれる。
そして現在。ギリギリの状態で持ちこたえ続ける異戦府は、ドミナント使い・シエラにひとつの指令を下していた。それは、2年前の戦いの最中に人間の姿となり、眠りについた『指揮者』――アザの”相棒”となり、懐柔すること。やがて目覚めたアザは記憶を失っており、”相棒”計画は本格的に動き出すこととなるが……。
偽りの相棒×近代風異世界ファンタジー×能力バトル!
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[シエラ・ミミアレ]
趣味で女装をしている青年。異戦府の戦闘員。
明るく気さくに振る舞うが、反面、現実主義的な思考回路を持つ。人並みに良心や喜怒哀楽はあれど、目的のためならそれらを押し殺すタイプ。四苦八苦しながらもアザの”相棒”を演じる。
様々な動物を使役するドミナント『謝肉祭(グランデ・ファンテージ)』を使う。
[アザ・レティシヴ/『指揮者』]
ぼやっとした青年。その正体は異獣の親玉である『指揮者』。
2年前の戦いの最中に突然人間の姿となってから、ずっと眠り続けていた。目覚める前の記憶を全て失っており、ほぼ言われるがまま行動する。が、僅かながら感情が芽生えてきている様子。
死神のような姿に変身するドミナント『死の舞踏(メメント・モリ)』を使う。
[ファン・キルティ]
いろいろデカい、純朴な田舎娘。異戦府の戦闘員。
お人好しで嘘を吐くのが苦手。アザの正体を知り、またそれを本人に隠しながらも、いち個人として接しようとする。
[ノット・ヴァンデ]
胡散臭い雰囲気の男性。異戦府の戦闘員。
遠方からアザの眠る建物の監視をしていた。おちゃらけているようで意外と仕事人。
[エレジノ・キルゴール]
ミステリアスな年齢不詳の男性。異戦府の司令。
穏やかな空気を纏っているが、その腹の底を読める者はいない。”相棒”計画を立て、シエラに実行を命じたが、果たしてその真意は……。
[『異獣』]
『黒い星』から発生する異形の怪物。
ほとんどが巨大な体をしており、人間を狙って攻撃する。現れる際は空間が揺れ、黒い渦が生じる。
『指揮者』と呼ばれる特異な個体を親玉に据えている。
[『黒い星』]
100年前に空から落ちてきた、名前の通り黒い星。
大地の奥深くに沈み、『異獣』の発生源となっている。これまでに何度も破壊や摘出が試みられたが、いずれに失敗に終わっている。
[『異戦府』]
『異獣』に対抗するために人間が作った組織。
戦闘部、技術部、情報部に分かれており、2年前までは世界各地に多くの支部を持っていた。
[『ドミナント』]
一部の人間が使うことのできる特殊能力。
自然なままの状態だと不安定であり、異戦府の隊員たちは特製の杖でこれを制御している。