あらすじ
来年、王位を継ぐ予定の王太子アルベルト。
その妃の座へ、大神殿は数十年ぶりに現れた聖女候補を送り込もうとしていた。
殿下を神殿との争いから解放するため、婚約者のフローラは決意する。
――自分が嫌われればいい。
まずは殿下の好物まで食卓から消す。
ところが、蜂蜜菓子を取り上げると「将来の健康まで心配してくれている」と喜ばれてしまった。
「つまり、私を心配しているのだな」
違う。そうではない。
嫌われるための作戦は、なぜか一つも思いどおりにならない。
残る作戦は九十以上。
意地悪になりきれない令嬢と、彼女の本心を都合よく受け取る王太子。
嫌われるはずが、なぜか信頼と愛が重くなっていく。
すれ違いだらけの王宮ラブコメディ。