あらすじ
19世紀末、晩年のチャールズ・ダーウィンの書斎。
かつて『種の起源』によって世界観を覆した革命家ダーウィンは、
今や新たな問題に取り憑かれていた。
それは、遺伝の仕組みを説明するために
彼自身が提唱したパンゲン説だった。
ダーウィンは自然選択によって進化の大枠を示した。
しかし、なぜ親の特徴が子へ受け継がれるのか、
なぜ変異が生じるのかという問題を完全には説明できなかった。
その空白を埋めるため、
彼は体内を移動する遺伝粒子「ジェミュール」という仮説に
希望を託す。
そこへ従弟のフランシス・ゴルトンが訪れる。