あらすじ
https://ncode.syosetu.com/n3386mm/の続き
小学五年生になり、第二次性徴の入り口に立った頃の、性にまつわる様々な勘違いについて書いたエッセイ。
小学五年生になっても、性は自分とは無関係な世界だと思い込んでいた僕は、通学路の自販機に並ぶ「相性ぴったり」と書かれた紙パックを高級ドリンク剤だと信じ、いつか飲んでみたいと憧れていた。
テレビで流れるナプキンのCMを見ては、青色の液体を染み込ませるそれを、夜におしっこをしてしまう大人のためのオムツだと思い込んでいた。
さらに、わずかに大きくなり始めた自分の睾丸に気づき、ちんちんは小さいままでいるべきだと信じていた僕は、指で強くつまんで成長を食い止めようと真剣に試みた。
また、頻繁に起こるようになった勃起を、幼い頃と同じ「触らなければ収まるもの」と考え、意思に反して収まらない自分に自己嫌悪を募らせた。六年生になっても、勃起は子供だけに起こる現象で、大人になればなくなるものだと本気で思い込んでいた。
知識が断片的で、身体の変化に心が追いつかない、第二次性徴の入り口に立った少年だからこそ生まれた、思い違いの数々を振り返る。