あらすじ
天蓋に覆われた世界。
空からは今日も、機械獣、廃棄物、そして異形の怪物《竜》が降ってくる。
それらを拾い、狩り、点《ポイント》に換えて生きる者たち――掃除屋《スイーパー》。
四十一歳の掃除屋、ヤルダ・ドゥもその一人だった。
ある日、いつものように落下物を漁りに向かった峡谷で、ドゥはあり得ないものを発見する。
地上に存在するはずのない巨大な戦闘艦。
天上人が戦争で使うという機械巨人。
そして、その船にいた一人の幼い少女。
「今回の取得物はこのガキだって何遍言わせる気だ」
少女の名は、リリン・ストラトフ。自称六歳。
どう考えても面倒事の塊だった。
やがて凄腕だが金に汚い銃士ロクローまで巻き込み、ドゥたちは手に入れた竜滅船で世界を巡ることになる。
空から落ちてくる《竜》とは何なのか。
天蓋の向こうでは何が起きているのか。
そして、なぜ少女は地上へやってきたのか。
これは、落ちてきたガラクタで日銭を稼いでいた男が――
いつしか世界そのものの後始末をすることになる物語。