あらすじ

花火が大嫌いな紫音。 1年前の夏祭り。親友の那海に勇気を振り絞って伝えた「好き」は、大きな花火の音に掻き消された――はずだった。 だから今年は浴衣も着ない。もう期待しない。ただの友達として、那海の隣にいられればそれでいい。 けれど花火が消えたあとの夜道で、那海は静かに告げる。 「……聞こえてた」 聞こえなかったことにした少女と、届かなかったことにした少女。 花火のせいにして守ってきた関係が崩れたとき、ふたりの胸に隠されていた1年分の本音があふれ出す。 これは、去年の夏に置き去りにされた「好き」に、もう一度返事をする物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2026/07/24
  • 現在の作品私たちは、花火のせいにした。