あらすじ
「お前との婚約は破棄する!」
建国祭の夜、大勢の貴族の前で婚約破棄を言い渡された公爵令嬢クラウディア。
誰もが泣き崩れると思ったその時――彼女は満面の笑みでこう答えた。
「ありがとうございますっ! ずっとこの日を待っておりました!」
実は前世の記憶を持つクラウディアは、この婚約者が国を傾ける愚か者だと知っていた。だから三年間、ひたすら自立の準備をしてきたのだ。念願の自由を手に入れ、喜びに震えるクラウディア。
――ところがそこへ、国一番の切れ者と名高い『氷の宰相』が歩み出て、こう言い放つ。
「殿下がお捨てになるのなら、私が拾わせていただきます。……いえ、ずっと狙っておりました」
誰にも気づかれないよう隠してきた彼女の努力を、唯一見抜いていた男の、静かで重すぎる溺愛が始まる。
一方、彼女を手放した元婚約者は、じわじわと自滅の道を転がり落ちていって――?
ざまぁスカッと×溺愛の、痛快婚約破棄ストーリー!