あらすじ
三十二年チーズを作ってきた工場が、ある日いきなり閉まった。
退職金の書類を待ってたら、知らない男が来た。トルコから来たとかで、この工場を買ったらしい。
「で、何を作るんだ」
「ヨーグルト」
終わってんだよ、ヨーグルトは。だからここが閉まったんだ。
そしたらこの社長、こう言いやがった。牛乳を三倍使って、水を捨てると。
……正気か?
こうして、廃工場と、クビになった俺たち四人と、変な社長の商売が始まった。
十年後、この建物は全米の売り場を塗り替えることになる。
ただしその前に、俺たちは捨てる水の量で死ぬほど困ることになるのだが、それはまだ知らない。