あらすじ
トウキョウは、もう一つある。
人間が立ち入ることを許されない魔の領域「虚像界(エイドス)」は、鏡の向こう側に存在している。現実の東京二十三区に該当する「帝都」では魑魅魍魎が跋扈し、強大な力の源泉「龍穴」を巡る熾烈な紛争が半世紀も続いていた。そして現在、帝都に渦巻く陰謀は、現実の東京を人知れず蝕み始めていた。
人間の「穢(ケガレ)」から産まれた「妖傀」や、旧帝国陸軍の残党に占領された帝都を奪還し、世界を崩壊の危機から救うべく、異能力「ゲンエイ」を授かりし若き少年少女たちが、命を燃やして異界の地を駆ける。
彼らの名は「帝都解放戦線」――彼らの戦場は、もう一つのトウキョウ。
<登場人物>
弘前一政:私立日照舘学院一年四組。逃げ足に絶対的な自信があり、非常に高い戦闘能力を持つ。野生の忍者。
高閑者馨子:私立日照舘学院二年一組。才色兼備な生徒会長代理。帝都解放戦線では作戦参謀として戦局を指揮する。ケモミミ陰陽師。
陣条彪也:私立日照舘学院一年四組。関西弁を使う色黒で長身のクォーター。ツッコミ役に回されがち。
在國寺綸音:私立日照舘学院一年四組。弓道部に所属する小柄なクールギャル。皆瀬とは幼少からの親友。目つきの悪さは生まれつき。
皆瀬琴千花:私立日照舘学院一年七組。園芸部に所属する気弱で引っ込み思案な少女。在國寺とは幼少からの親友。実家は花屋。