あらすじ
人の欲望を瓶へ封じ、魔道具へ入れて売る王都の地下競売。
レンは、幼なじみで王都最強の特別執行官リヴィアとともに、闇仲買人バルドを捕らえるため競売場へ潜入する。
売られていくのは、「危険から逃げたい」「家へ帰りたい」「子どもを守りたい」――誰かの人生から切り取られた百本の欲望。
バルドが姿を現し、リヴィアが競売停止を宣言した瞬間、落札済みの魔道具が牙をむく。
決して誰にも助けを求めない最強執行官と、その隣に立ち続ける幼なじみ。二人は百本の欲望を、持ち主へ返せるのか。
奪われた欲望をめぐる、一夜のバディファンタジー。