あらすじ
俺――エイトには才能が無かった。
それでも俺は頑張ったよ、ずっと1人で。
ランクは変わらず、仲間には置いて行かれた。
でも久々に会う仲間たちと恋人は、何一つ変わっていない。
それが温かくて、嬉しくて、安心できた。
……できる事なら知らないまま生きていきたかった。
俺がいない帝都で、恋人はパーティーメンバーと恋仲になっていたらしい。
奪われた気分になった、裏切られたと思った。
最悪だ、それは俺も含めてだ。
コイツらを殺したいと、心の底から本気で願った。
……俺に向けられるのは軽蔑だけだった。
愛と呪い、絶望と幸福、死と生。
苦く辛い人生は、努力で何処まで甘く幸せに出来るだろう。
才能は決してない少年は、自分の手で幸せを掴み取るだろう。
どんなに苦しくても、その先には光があるから。