あらすじ
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――死に戻り。それは、僕を強くする力じゃなかった。
大学三年、武羅優馬(むら ゆうま)。 取り柄も、夢も、居場所もない。どこにでもいる大学生。
そんな平凡な人生は、見慣れた街角で、一台の車によって唐突に終わった。
目を覚ましたのは、生と死の狭間〈リミト〉。 死にきれなかった者たちが、残り寿命そのものである"タイムランク"を、殺し合って奪い合う世界。
優馬に与えられたタイムランクは、最底辺のG2。
残された時間は、わずか二年。 おまけに、この世界の誰もが持っている"能力"すら、彼には発現しなかった。
――無能。
そう蔑まれた少年が、たった一つだけ持っていたもの。 それは、死ぬたびに時を巻き戻す力だった。
ただし、その力には代償があった。
代償受け入れても、無能と呼ばれ続けた少年に、なぜか誰もが遠い英雄の面影を見る。
けれど、その理由を、僕だけが、知らない。
死ぬたびに、弱くなる。 それでも僕は、生きるために上を目指す。